① 私から見た食品CRO『ヒューマR&D』とは
私にとってヒューマR&Dは、人生の大きな転機となるきっかけをくれた会社、新しい価値を創造し示してくれた会社です。ヒューマR&Dなくして私は存在し得ません。私が事業本部長を3期に渡り経験し感じたリアルなヒューマR&Dを、私から見た視点と経験から感じる私見も含めお話したいと思います。
人は誰しも、何かしら培った経験があり、歩んできた歴史があります。そして今後どうなっていきたいという、大小あれそれぞれ思い描く未来があります。ヒューマR&Dは、今まで歩んできた人生を肯定し、さらに新しい価値を見出し自分でも気付いていなかった引き出しを開けてくれました。これこそヒューマR&Dという会社の最大の魅力であり真骨頂だと言えます。
今までの人生を振り返ると決して順風満帆ではありませんでしたが、ヒト試験を主軸とした食品CROという業種に出会い、志を共にできる仲間にも出会い、人生が一変しました。
この仕事を通じて関わる人や事象全てが私を成長させてくれました。そのことに本当に感謝しています。と同時に、これからは私が自分自身の成長した姿で恩返しをし、共に更なる飛躍を遂げたいと願っております。これは愛社精神などではなく、一個人としての思いです。
私は入社するまで食品CROやヒト試験ひいては事業運営への理解は浅く、多くは入社後に学びました。これまで実に多くの刺激を受けましたが、中でも三原社長の考える経営論、人材登用の意図、組織作りのノウハウ、全てが教材であり学びでした。結果、その学びこそが事業部運営という職務そのものだったということに気付いたのはずっと後のことです。
私は、事業部を運営する上でいつも大切にしていることがあります。それは、『成功するイメージを脳内ヴィジョンに描くこと』です。自分が想像できないことやイメージできないことは実現しない。想像しイメージをすることで、現実は着実にそのイメージへと近づいていくと私は信じます。セルフコントロールこそ事業部運営には欠かせない大切な要因です。
良いイメージを重ね、小さな成功を積み重ねていくことが、未来を創るのです。食品CROであるヒューマR&Dは、そんなリアルな未来を描き創造し、ひた走る会社なのです。
共に働く仲間は、皆自分の仕事に誇りを持ち、自分の考えを相手に伝え、相手の考えを受け入れ、そして新しい価値を創造しています。これを日々繰り返し続けていく。だからこそ成長意欲の高い人間ほどより力を発揮できる環境になるのです。教育や研修に力を入れているのも、共に働く仲間の成長を喜び、さらにレベルを引き上げていきたいという強い思いからです。
ヒューマR&Dという事業体は、言うなれば渡り鳥のような事業運営。先頭の鳥の羽ばたきが後ろの鳥たちに上昇気流を送り、先頭が疲れたら後方へ周り仲間を後ろからサポートする。そしてまた別の元気な鳥が先頭に立ち引っ張っていく。我々は、一人でも十分戦える人材を育てながら、一つのチームとして支え合い成長している、そんな集団です。

② 食品CROとしての未来と展望
いつの時代も人々の生活と切っても切り離せないもの、それが『健康』です。過去の歴史を振り返っても、人々は自分自身の健康を脅かすものに過剰に反応し、防衛してきました。
現在のように健康志向が高く、美への意識が高い時代は過去に例がないのではないでしょうか。これからは人々が真剣に自分自身と向き合い、自分に合った予防・対策を講じ維持していく時代です。
ヒト試験の需要は今後益々高まる一方であり、その勢いは加速していくでしょう。一般消費者の健康食品やサプリへの関心もさらに高まり、同時にそのサプリのエビデンスが今よりも手軽に入手できる。とすれば、ヒト試験の認知も自ずと広がっていくと考えます。
病気を薬で治すことよりも、日々の生活プラスアルファで病気を予防しコントロールする。そうした思考が当たり前になる日がもうすでに始まっています。健康食品やサプリの担う役割は、医薬品よりもはるかに大きく重要な意味があると私は考えます。
今は、食糧や物資が溢れ返り、本当に必要な物が見えにくくなっています。消費者は、選択肢が多ければ多いほど、自分にとって何が必要で何が不要なのか、どう選んだら良いのかがわからなくなってしまう。
私たちはそんな混沌とした時代に一石を投じ、自分に合った食品やサプリを選択できるような提案やサポートもしていきたい。食品CROという概念を超えたところに価値と希望を見出していきたいと考えています。益々高まる健康や美への意識と並走し、一歩先を見据えたヒト試験やサービスを発信していきたいと考えています。

③ ヒューマR&Dの使命と健康論
連日テレビで不安を煽るワイドショー、それに踊らされる人々、定職に就かない若者を叩き、問題を起こした公人を糾弾し、品薄商品を買い占めて満足している時代は間もなく終焉を迎えるでしょう。そんな自分本位の時代は決して長くは続かない。これからは、否が応でも自分自身と向き合い、誰もが心の豊さを求める時代が必ず来るはずです。
つまり、人々の関心は最終的には自分自身の幸せへと回帰していくはずです。人が幸せを感じる上で絶対に欠かせないものは何か。それは自分自身の『健康』以外にありません。
昔から『病は気から』と良く言われておりますが、このシンプルな言葉の持つ意味は、実に言い得て妙、フィジカルとメンタルは表裏一体だということです。
昨今、世間ではメンタルの部分だけがクローズアップされ、大事にし過ぎるあまり、メンタルケアに振り回されてしまっているように感じます。
私が提唱したいのは、メンタルももちろん大切ですがフィジカルが強い人はメンタルも自ずと強くなっていく、つまりフィジカルこそ最も重要なのではないか、フィジカル最強論です。
強く逞しい健康な体を手に入れることこそ、最終的には心の豊かさに繋がり自分自身の幸せへと回帰すると私は思います。
今この時代に生きる者の使命として、これからやってくる超高齢化社会とどう向き合い共存していくのか。未曾有の超高齢化社会のど真ん中にいる私たちにできることを創造し提案していくことが、ヒューマR&Dの使命なのです。

事業本部長 宮澤 博之